普通の国 2013 2 10

書名 ニューズウィーク日本版 2013 2 12

まずは、引用から始めましょう。

「日本を悩ます世界の誤解」
 絶望的な経済衰退論から、
軍事国家への右旋回まで、
色眼鏡で曲解されてきた日本が、
「普通の国」に脱皮するには。
 学者や政治アナリスト、ジャーナリストたちは、
どういうわけか、日本を「普通の国」として扱うのが、
苦手なようだ。
 日本が何をしても、
彼らは、極端な色眼鏡を介して、
その意味を曲解してしまう。
「日本政界『右傾化』の嘘」
 昨年9月に中国全土で吹き荒れた反日デモでは、
日本の企業への襲撃が相次ぎ、
「日本を打倒せよ」と訴えるプラカードが通りを埋め尽くした。
 それでも、当時の野田首相は、
落ち着いた態度を崩すことなく、
中国政府に暴動の取り締まりを冷静に求め続けた。
 それなのに、世界の主要メディアは、
この数ヶ月間、ナショナリズムの大波が日本を襲っていると警告し、
日本政界では、タカ派が台頭していると書き立てている。
 皮肉な話だ。
日本政界の「タカ派」の指導者たちは、
他国の基準で見れば、究極の穏健派と言えるだろう。
(引用、以上)
 日本のタカ派の政治家と言えば、
安倍氏と石破氏でしょうか。
 しかし、この二人を外国に持っていけば、
どう見ても「普通の政治家」でしょう。
とても右派と呼べる代物ではなく、
どちらかというと、中道派の政治家でしょう。
 おそらく、この二人をアメリカに持っていくと、
とうてい共和党からは、立候補はできないでしょう。
なんとなく「リベラルな臭い」がするのです。
おそらく「民主党から立候補すべきだ」と言われるでしょう。
 実は、私から見ても、
安倍氏と石破氏は、右派でもなく、ましてや右翼にも見えません。
どう見ても、中道派の政治家でしょう。
 いや、そもそも右派とか左派というジャンルに入らないかもしれません。
この二人は、「国家の独立」に関して、
どれほど強い信念を持っているか見えないからです。
 どうして、そう見えるのか。
実は、私は、若い頃、フランスに行ったことがあります。
フランス人の「国家の独立」への強い意思や信念に関心を持ったからです。

中道右寄り 2012 11 24
 なんだか、日本の政界では、
「タカ派だ、右傾化だ」などと、
論争が激しくなっています。
 私は、昔から「中道右寄り」です。
そうすると、多くの人が不思議に思うかもしれません。
私は、新憲法の制定、原子力発電の推進、
核武装、原子力潜水艦の必要性を主張しているからです。
 これを読んで、
「かなりの右寄りだ。タカ派だ」と思った人は、
「政治学の勉強不足」と言わざるを得ないでしょう。
 私は、若い頃、自主独立路線を掲げるフランスに興味を持って、
フランスの国防政策やエネルギー政策を勉強したのです。
 ご存知だと思いますが、
フランスは、原発大国で、核武装し、原子力潜水艦も保有しています。
 ニュースでは、社会党のオランド大統領が、
原子力潜水艦に乗艦し、兵士を励ましたという映像がありました。
 フランスでは、右派でも左派でも、
国家の独立ということに関しては、強い信念があるのです。
 もちろん、「専守防衛」を掲げるスイスの国防政策も勉強しました。
しかし、「さすがに難しい」と思いました。
 スイスは、徴兵制を採用しています。
各家庭には、自動小銃が貸与されています。
これは、国境の封鎖に失敗した場合は、
国民全員が、銃を持って戦うということです。
 これを日本人ができるのか。
平和ボケをしている日本人には無理だと思います。
多くの日本人の頭の中は、いまだに終戦直後のままです。
「アメリカが何とかしてくれる。アメリカが守ってくれる」
 今の日本人にある特徴は、
「誰かに守られたい。守られた上で、言いたいことは言いたい」ということです。
これは、女性の特徴です。
日本全体が女性化しているように感じられます。
















































































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